【体験談】「この子に、ちゃんとした家族を見せてあげたかった」──子持ち婚で出会えた“信頼できる人”

こんにちは。私は現在38歳のシングルマザーです。
娘と2人で暮らして5年。
仕事と子育てに追われる毎日の中で、「恋愛」や「再婚」なんて、正直どこか遠い世界の話だと思っていました。

でも、娘がふと聞いたんです。
「パパってどんな人だったの？」と。

胸が締めつけられました。

◆ 恋愛は“贅沢”だと思っていた

元夫とは娘が2歳の頃に離婚しました。
その後は、フルタイムで働きながら保育園の送り迎え、家事、寝かしつけ──毎日が必死でした。

「もう恋愛なんて、自分には必要ない」
そう思うようになっていたし、誰かに頼ることも怖かった。

でも、娘が大きくなるにつれて、家族の話題を避けるのが難しくなってきて…

誕生日や運動会で、周囲の家族を見ている娘の表情。
「ママとふたりでも楽しいよ！」と笑うその横顔が、痛いほど切なくて。

娘の未来のためにも、“安心して一緒にいられる家族”を作りたいと思うようになったのです。

そんな時に出会ったのが、子連れ・子持ち専門の婚活サービス『子持ち婚』でした。

「子どもがいることを前提に理解してくれる人だけが登録している」──
それだけで、肩の荷がふっと軽くなった気がしました。

「お子さんの年齢や性格も考慮して、お相手をご紹介しますね」
そう言ってくださったカウンセラーさんの言葉に、思わず涙がこぼれました。

今まで婚活の場で「子どもがいる」と言うと、相手が引いていく経験ばかりだったので、
“それでも大丈夫”と言われたことが、嬉しかったんです。

紹介されたのは、40歳のシングルファザー・高橋さん。
彼には小学3年生の息子さんがいて、子育ての大変さや喜びを理解している方でした。

最初のお見合いでは、お互いの子どもの話で盛り上がり、
「この人なら、親としても尊敬できる」と感じたのを覚えています。

動物園、水族館、公園──デートはいつも子ども中心。
高橋さんは、娘が退屈しないように事前に調べてプランを立ててくれました。

気づけば、3人で出かけることが自然になり、
娘も「たかちゃん（高橋さん）いつ来るの？」と笑顔で聞くように。

それは、付き合って半年経ったある日の夕食後でした。
娘が小さな声で、でもはっきりとこう言ったのです。

「ママ、パパって呼んでいい？」

高橋さんは驚きながらも、「うん、ありがとう」と泣き笑い。
その日、私は「この人となら、家族になれる」と確信しました。

恋愛や結婚は、自分のためだけじゃない。
子どもに安心して笑ってもらうための選択でもあると思います。

子持ち婚は、その価値観を最初から共有できる人たちが集まる場所。
“わかってもらえる”ことの安心感は、想像以上でした。

私のように「子どもがいるから恋愛できない」と感じている方に、
声を大にして伝えたいです。

大切な子どもと一緒に幸せになる道は、ちゃんとあります。

そして、同じように悩んだ人たちが、あなたの気持ちをわかってくれます。